一度足を踏み入れたら帰りたくなくなってしまうような場所、現実から少し遠ざ
かり心や体を芯から癒してくれるのがここ「那須倶楽部」です。

オーナーの大森源一郎、雅子夫妻が少しずつ手をかけてつくり上げた場所です。
１９９９年、最初に伺ったころにはまだ木や草がほとんど目立たず、土ばかりが
目立つ広大な土地だった記憶がありますが、現在では草や木々の美しい緑に囲ま
れた大自然のなかのカフェとなりました。

オーナーの大森さんの本業は中学生の学習塾の経営で、この那須倶楽部も夜には
「塾」に変身します。昼間もカフェ以外に自然の中での体験学習ができるように
なっているのです。塾の仕事があるため、カフェのオープン前にもじゅうぶんな
練習時間がとれず、指導中の私の姿をビデオに録画して、少しでも空いた時間に
ビデオを見ながら練習したこともありました。

実はカフェのスタッフもほとんど塾の先生なのです。雅子さんをはじめ、優しい
雰囲気のスタッフばかり。塾でもきっと優しい先生方なんだろうなぁ、と勝手に
想像させてもらってます。そんなわけないって？そりゃ先生だから、こわいとき
もありますよ！いいんです！イメージ、イメージ！

こんな塾だったら、毎日来たいですよね。いいなぁ…。

理科の体験だけでなく芋ほりやトウモロコシ狩り、それに工芸品などの工作体験
もできるので、夏休みのような観光シーズンになると観光客の予約で大忙しです
。

カフェには常連さんも多く、他県からわざわざコーヒーや紅茶を飲みに来るお客
さんもかなり大勢いらっしゃいます。手作りのお菓子も大人気です。

オープンテラス席はビオトーブの池に面し自然の緑に囲まれて、透き通った空気
とともにおいしいコーヒーが味わえます。

虫の鳴き声、そよ風の音、木々のささやき、水の音。都会では聞くことのできな
い大自然の音を聞くと、力が湧いてきます。

忙しい毎日を送られていらっしゃる方は是非、那須倶楽部でちょっと時を止めて
休んでみてください。

明日から、また頑張れますよ！